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生きても生きても雨

晴れの日は来なくても 続きはあるんだぜっ

宮崎夏次系の漫画~それでも人は人に救われるということ~


変身のニュース (モーニング KC)

変身のニュース (モーニング KC)



僕は宮崎夏次系の漫画が好きだ。
最近、注目されている漫画家だ。

あんまり漫画を読まない人に取っては、暗いとか、変だとか言われる部類の漫画だろう。
この間会社の人にこの漫画をあげたら、暗いと言っていた。

宮崎夏次系の漫画はそう確かに暗いんだけど、独特で、少し救いがあるから、好きだ。

ときには救いのない話もあるんだけど、だいたいのストーリーは、変だったり、不器用だったり、人とズレていたり、この世界になじめない人間が、人に出会って、少し変わって、少し救われるという話だ。
それは家族だったり、好きな女の子だったり、自分を好いてる男の子だったり、学校の教師だったりする。

独創的なんだけど、読者が楽しめるようになっていて面白い。

宮崎夏次系の漫画で描かれていることは、人はひとりでは生きていけないとか、
人は人によって傷つけられるけど、人によって救われる、ということなのだろうと思う。

寂しさ、孤独、どうにもならないやるせない気持ち、そういうものを抱えながら生きている人に依り添うような漫画だ。

僕も器用に生きられない人間だ。
だから、宮崎夏次系の漫画が好きだ。


短編集『変身のニュース』 
第一話「赤星くん」より

お別れの挨拶は 慣れっこだけど
いつもそうなんだ僕は
さよならの時にやっと
みんなを好きになる

今の会社に行くのもあと3日
いつもの
こんな気分だ